[ubuntu-jp:1086] Re: #ubuntu-jp IRC Meeting digest 2008-09-16
"edry(えどりぃ)"
go at edry.jp
Wed Sep 24 10:47:56 BST 2008
edry(えどりぃ)です。
hito さんからの意見は、柴田さんへのレスの後に拝見しました。
先ほどのレスの中で、hito さんの疑問の大部分にも応えられると思います。
以下に hito さんから頂いた意見についてお応えします。
まず、hito さんに大変不快な印象を与えてしまっていると強く感じました。
こうした摩擦が生じることも覚悟しておりましたが、不愉快な思いを避ける
ことが、問題から目を背けることであると考えていますので、今回の意見を
出すことにした次第です。
しかし、言い方や説明が十分ではないということで不愉快にしてしまうのは、
改めることができます。少なくとも私の発言には責任を持っておりますので、
他にも疑問点がある、もしくは説明が不足していると感じるところがあれば、
遠慮なくご指摘ください。
> 既存のコミュニティに似たものはありますか?
私はこういったコミュニティーに参加することが初めてで、今までは遠巻きに
見ていただけですから、運営について例となるようなものを知りません。
> また、それはソフトウェアの開発において有効なもの(あるいは
> 有効であると期待されるもの)ですか?
Ubuntu は利用者の立場に立って開発されていると思いますが、実際に利用して
いる方の意見を取り入れる為に、コミュニティーを発展させることは有効だと
考えています。
しかし、既存のソフトウェア開発の関係がそれを許してくれるのかは疑問です。
今回のように利用者の立場で意見をすると、開発の中心にいる人には不愉快で、
やる気をなくしてしまう結果にならないか、と感じましたので心配しています。
> 言い換えると、CoCに同意しなくても協力することはできますが、それでは
> 不足でしょうか? 具体的にどこが不足なのかを提示していただければ、
> それを改善できるかもしれません。
先のメールでも書いていましたが、「やり甲斐」が不足しているというのが、
具体的に不足している部分だと思います。
成果に繋がっているという実感を得る機会、これを作ることが改善になると
考えています。
> 「意見を集めるためには****をするべきだ」
>
> ロジックの構成は分かるのですが、「****」に入るものが見えてきません。
>
> 「閉鎖性を否定し、意見を求める表明をすればいい」と読めるのですが、
> それは具体的にはどのようなものでしょうか?
「意見を集めて成果に繋げてその結果を伝える事」が「****」に入るものだと思います。
> また、現実的な話をすると(おそらく把握されているとは思うのですが)、
> あらゆる意見を受け入れて、それを実現するだけのリソースは(少なくとも
> まだ、あるいは永久に)ありません。
これが一番重要な問題だと思います。これが解消されない限り、頂いた意見を
改善への取り組みに活かすことができないと考えています。
> さらに言えば、吟味されていない意見を受け入れ、具体的なアクションに
> 昇華し、それを実現していくリソースも(少なくともまだ)Ubuntuコミュニティ
> 全体にも日本のコミュニティにもありません。
>
> ディスカッションが必要な意見よりも具体的なアクションが受け入れられ、
> また同時に、意見を受け入れるのに際して貢献度が重視されるのは
> 限定されたリソースを「ある程度」適切に配分するための消極策という
> 側面もあります。
リソース不足は、日本チームの解決すべき課題の優先順位として低いのか、
その為のリソースが無い為「解決できない状態にある」のか、によっては
行動すべき事が違ってくると思いますが、後者なら現在の消極策を改めて、
積極的な行動を起こすときではないでしょうか。
> これはIRCなどの「閉鎖的」と言われがちなメディアを利用する理由でも
> あります。
リソース不足の件もありますので、運営の為の決定を効果的に行う方法を
IRC の会議としているならば、権限のある人だけが参加する形にしても
いいのではないでしょうか。
私が参加しない理由に、足を引っ張りたくないというものありますので、
IRC に参加してもらえないというのは問題ではなく、むしろいい結果と
思っていたりします。
> また、リソースが限定されている、ということは、
> 『「貢献度が高い」ということは「リソースを提供している」ということでも
> あり、その意見は優先されるべきだ(同時に、正しい蓋然性が高い)』、
> という意見の背景でもあります。
これが、正しいかどうかを判断する事の手間を無くす、という意味であるなら、
「リソースが限定されている」という問題から目を背けていることになるかも
知れないと考えます。
私には、日本チームのメンバーが具体的に何をやっているのかが見えていません。
ですから、具体的にどうしたらよいかという改善策を打ち出せないのですが、
少なくともリソースは作るものだと思っていますので、足りない時には作る事を
行わなければならないと考えています。
限られたリソースの中でも、何を優先するかを選ぶことができる。
そういったことは考えてはいると思いますが、行動として優先しているのか、
確かめてみる価値があるのではないでしょうか。
> ただ、以下の表現には、大きな疑問があります。
>
>> 日本チームの皆さん、運営方針どうしますか?
>>
>> 今のままですか。皆で決めますか。
>
> このような2択を迫る問いかけは "ショットガンを突きつける"タイプの
> 交渉テクニックではないかと思います。
>
> 流れを支配するのには有効ですが、意識のすりあわせには有害ですし、
> 答えの幅を狭めます。よりよい結果を求めるのであれば、こうした
> スタンスを取るべきではないと思います。
どうするかはっきりと示してもらえないと、決断ができません。
私はこういった形で意見することを止めるべきか、続けるべきかを
真剣に考えています。
リソースが限られている中で、できることの幅はそれほど無いはずです。
理想をいつまでも追っている訳にも行かないので、あらゆる決断が必要
になります。
「責任と権限」が不可分だと言いましたが、メンバーの皆さんは
こういった決断を下す責任を負えるか、考えたことはありますか。
少なくともこのコミュニティーで何かしようと考えるなら、そのことを
確かめなければならないので、意見の違いがあることを承知の上で確認
したいのです。
> 「屈託なく」ということですので、無意識に書いてしまわれたのかと思い
> ますが、こうした論法は議論を「効率よく無益に」しますので注意深く
> 取り除いて頂きたいです。
「屈託無く」という表現は、私は悩み苦しむような状態ではないことを
表しているつもりでしたが、もしかしたら他の意味として受け止められ
たのでしょうか。
「不愉快」といった表現が含まれていましたので、現時点で何か苛つく
ことがあると受け止めてほしくなかったので、そのように書きました。
また、Ubuntu のコミュニティーではこれまでも摩擦を恐れずに議論し、
分かり合えた部分があったので、今回も意義のあるものになると信じて
います。
害意はありません。
> もし「問題を認識してもらうため、敢えて」という意図があったのなら、
> それは完全に逆効果です。このような二者択一を迫る行為は、結果として
> Edryさんの意見全体を「自分の理想と違ったので失望を表明しているだけ」
> という、単なるフレーミングの起点に見せてしまいます。
文句を言うだけならそうなるでしょうが、私は応えていただくことを期待して
思うことを正直に述べています。
これが意見というものです。望ましくないことが出てくるかも知れません。
> 少なくとも現状では、意図を問わず、目的に対して完全に逆の作用しか
> もたらしていませんので、こうした不毛なテクニックに見えかねないものは
> 除去して頂くべきかと思います。
目的は意見を述べることであり、その後の反応によってどうするかを判断して、
これからの行動を考えていきますが、おそらく上記の受け止め方は、私の発言
に作意があると感じたからではないでしょうか。
私は日本チームの活動方針に問題があると感じていますので、それを改善する
という事は、今の活動方針を変えることだと思っています。
権限は私にはありません。その無責任な立場から意見をすることを受け入れる
かどうかは、現時点の活動方針によって判断して頂きたいと思っています。
貢献していないと意見を言えないというのは望ましくありませんが、
"今"どうすべきかは、選んでもいいのではないでしょうか。
その決断がどうであれ、私はそれを真摯に受け止めます。
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